バナナにはビタミン、ミネラル、食物繊維など積極的に摂りたい栄養が含まれていて、甘みもあるのに意外に低カロリー!
手を汚さず手軽に食べられるとても便利な食べ物ですよね。
手軽に食べられるので朝ごはんや、おやつとして常備する方も多いのではないでしょうか。
そんなバナナですが、正しい保存方法ってご存知ですか?
この記事では、バナナを美味しく食べるための正しい保存方法をご紹介します。
バナナの冷蔵庫での保存期間はいつまで?
バナナの冷蔵庫での保存期間はだいたい2〜3週間ほどと言われています。
ただ、正しい保存方法を理解していないと保存期間が短くなってしまう可能性も・・・
実は、バナナは冷蔵庫で保存できますが低温耐性がないため、直接冷気が当たると低温障害を起こしてしまい皮が黒く変色してしまいます。
低温障害を起こしてしまうのは、冷気が当たってしまうのが原因なので冷蔵庫に入れるときにひと工夫しましょう!
まずは、買ってきたバナナを食べ頃まで常温に置いて熟成させます。
そして食べ頃になったバナナを1本ずつ分けてからポリ袋に1本ずつ入れておきます。
それから冷蔵庫の野菜室に入れておけば、低温障害からバナナを守ってあげることができます♪
1本ずつ分けるのには訳があって、バナナはエチレンガスという気体を発します。
それによって熟成が進むので、1本ずつ包むことによって同じ房の他のバナナのエチレンガスから守ってあげましょう。
また、冷蔵庫の中でも温度が高い野菜室に入れておくことでバナナから発生するエチレンガスが減ると言われているので野菜室に入れておくというのも大切なポイントです!
バナナの保存期間は季節や気温などによりますが、
常温保存の場合
- 春〜夏2〜4日
- 秋〜冬7〜10日
と季節によって差があります。
冷蔵保存の場合
- 2〜3週間
環境や元のバナナの状態によって変わってくるので食べる前に皮を剥いて確認してくださいね♪
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バナナの常温での保存方法は?
常温でのバナナの理想的な保存方法として、14〜20°Cの直射日光の当たらない涼しい場所に、バナナスタンドやS字フックを使って吊り下げるのが理想です。
バナナスタンドやS字フックがない場合、袋から取り出したバナナのカーブしている部分を上にして、山型にして置いておくことで房の重みで下の部分が潰れて潰れた部分から傷んでしまうのを防げます!
常温で置いておくと、追熟が進みどんどん甘くなっていきます。
また、温度が高いほど熟成が進みやすいです。
見た目の変化は、皮の部分に黒い点々(シュガースポット)ができて柔らかくなってきます。
その反対に、冷蔵庫で保存する場合は追熟がなかなか進みません。
なので買ったばかりの青みが残ったバナナをすぐ冷蔵庫に入れてしまうとなかなか熟成が進まずしばらく青いままです。
また、食べ頃の甘いバナナを保存したい場合、常温で食べ頃まで熟成させてから冷蔵庫に入れておくのがオススメです!
夏など気温の高い時期は追熟が進みやすいので、この方法で保存することで食べ頃のまましばらく保存しておくことができます♪
冷蔵保存したバナナを食べるときは、冷蔵庫から出してから少し置いておくと、冷えて固まっていたデンプンが溶けて甘みが感じられるようになりますよ!
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黒くなったバナナは食べても問題ない?
バナナの皮が熟しすぎて黒くなった経験はありませんか?
熟しすぎて黒くなるのは常温保存の場合が多いのですが、 冷蔵庫で保存した場合も黒くなってしまう場合があります!
冷蔵庫に入れていたバナナが黒くなってしまうのは、バナナが風邪をひいてしまったからだと言われています。
バナナは低温耐性がないため気温が12°C以上ないと低温障害を起こしてしまいます。
低温耐性のないバナナを冷蔵庫に入れ、直に冷気が当たってしまうことで皮の細胞が壊れ、酵素の働きが活性化し、ポリフェノールが生成されて皮が黒くなってしまいます。
冷蔵庫から取り出したバナナが、真っ黒になっていたら驚く方もいると思いますが、低温障害を起こしてしまっていても果肉には問題ないので皮を剥いてみて果肉がキレイな場合たべられます。
まとめ
この記事ではバナナの保存方法についてご紹介しました!
バナナを冷蔵庫に入れることで熟成のスピードを遅らせることができます。
この性質を上手く活かし、買ってきたばかりの青いバナナを常温で食べ頃まで熟成し、1本ずつポリ袋に包んで野菜室で保存することで2〜3週間保存することができます♪
バナナは追熟する果物なので、常温で置いておくとどんどん熟成されていきます。
バナナを房で購入した場合など、ぜひ活用してみてくださいね♪