子どもの頃、お正月にもらうお年玉を楽しみにしていたという経験を多くの方がしているのではないでしょうか。
しかし、もらう側からあげる側になった時に意外と知らないことが多くて戸惑ってしまいすよね。
そこで今回は、知っておいて損はないお年玉の相場や入れ方、封の仕方までお年玉に関するマナーを説明します!
まず、お年玉を渡す年齢や金額ですが、はっきりと○歳の子に○○円入れなくてはならないというような決まりはありません。
ですが、一般的な相場を知っておいて損はありませんよね。
一般的に、
- 3歳~6歳の未就学児は500円~2,000円
- 小学校1・2・3年生は3,000円
- 4・5・6年生になると3,000~5,000円
- 中学生以上になると5,000円~1万円
このくらいが相場のようです。
しかし、トラブルの防止や気を遣い過ぎないようにと親戚同士でお年玉は○○円と決めている場合もあるので、入れる金額は事前に相談して決める方が無難ですね。
そして、お年玉は新年のお祝いにあげるものなので、縁起が悪いとされる4や9がつく金額は避けるようにしましょう。
また、未就学児などの年齢が低い子どもの場合には、お金の代わりにお菓子やおもちゃ、図書カードをあげるのも喜ばれるかもしれません。
知っておかないと恥ずかしい!?お年玉用の千円札の向きや折り方とは?
お年玉の金額が決まったら、次はお年玉の入れ方について説明します。
まず用意しておかなくてはならないのが、一般的にぽち袋とも呼ばれるお年玉袋です。
100円ショップやコンビニ、文房具店などで色々な種類のものが販売されているので子どもが喜びそうなものを選ぶといいでしょう。
また、お年玉袋を購入する際には、想定していなかった人に渡す場合もあり得ることを考えて余分に用意しておくと、急に必要になった時も慌てずに済みます。
お年玉袋の表書きは、「お年玉」や「おめでとう」と書く場合が多いですが、例えば上司などの自分よりも目上の方の子どもにあげる場合は「お年賀」や「文具料」と書きます。
子どもの名前を書く場合は左上に書いて下さい。
自分の名前は裏返して左側に書き、必要ならば金額も
「金○○円」と書いておきます。
自分の名前は、渡す相手が誰からもらったお年玉なのかわかりやすいように「○○おじさん(おばさん)より」と書くと良いですね。
そして、お年玉袋に入れるお金は、硬貨ならなるべく綺麗なものを用意し、お札なら新札を用意します。
お年玉袋にお札を入れる時には、肖像が描かれている方を内側として左から折って3つ折りにして金額が見える方がお年玉袋の表側になるようにして入れます。
ちなみに、硬貨の場合は絵柄が描かれている方が表です。
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お年玉の折り方にも向きがある!?お札の顔はどっち?
先ほど、お年玉袋にお札を入れる時には3つ折りにすると言いましたが、お年玉袋の大きさによって2つ折りにする場合も、折らずにそのまま入れる場合もあります。
2つ折りにした場合も、3つ折りの時と同様に肖像が描かれている方を内側にして折ります。
お年玉袋に入れる際も金額が見える方がお年玉袋の表と合うようにして入れて下さい。
大きなお年玉袋に入れる場合には折る必要はありませんが、入れる向きには注意しなくてはなりません。
お札は表側がお年玉袋の表と合うようにして、肖像が上になるようにして入れます。
お年玉袋からお札を出した時に肖像の顔が見えるようになっていれば正解です。
また、お札を複数枚入れる時にはお札の向きをそろえて入れるようにして下さい。
複数枚のお札を2つ折りや3つ折りにする場合も、向きをそろえて重ねて折ってから入れます。
金額の違うお札を一緒に入れる場合には、1番大きな金額のお札を1番上にして、お年玉袋から出した時にその肖像や金額が最初に見えるようにして入れます。
そして、お年玉袋の封をします。のりづけしても構いませんが、すぐに開けることもあるので、封の部分を折るだけにしておくかシールで留めておく程度にしておくのが良いでしょう。
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まとめ
お年玉は基本的に大人から子どもにあげるものなので、受け取る子どもにとってはお札の向きや折り方なんてさほど気にならないことかもしれません。
あなたもきっと、子どもの頃にはお年玉の入れ方や折り方なんかよりも金額の方が気になっていたのではないでしょうか?
しかし、お年玉をくれた本人の前ではありませんが、子どもが受け取ったお年玉は必ずその親も確認しているものです。
大人になってお年玉をもらう側からあげる側になり、初めて知ることもあったのではないでしょうか?
ちょっとしたマナーも知っておいて損はないですよね。
もし知らないままでいたら、ちょっとしたことであっても、あなたが知らないところで恥をかいてしまっていたかもしれません。
この機会にお年玉のマナーを知って気持ちの良い新年を過ごして下さいね^^